Atlas-Scientific関連

EZO-PMP™

 
I2Cコマンドをターミナルから発行するためには、I2C通信をサポートするデバイスと、適切なツールを使う必要があります。以下は、Raspberry Piを例にした手順です。

1. 連続吐出を開始するコマンド

  • コマンド:
  • 説明: ポンプが連続して液体を吐出し、1秒ごとに吐出量を報告します。

2. 吐出を停止するコマンド

  • コマンド:
  • 説明: 現在の吐出操作を停止します。

3. 特定の量を吐出するコマンド

  • コマンド:
  • 例: 15mlを吐出する場合は
  • 説明: 指定した量の液体を吐出します。逆方向に吐出するには を使用します(例: )。

4. 一定の流量を設定するコマンド

  • コマンド:
  • 例: は50ml/分で10分間吐出します。
    • 説明: ポンプが一定の流量を維持するように設定します。

5. 吐出の一時停止と再開

  • 一時停止コマンド:
  • 再開コマンド: 再度

6. 吐出状況を確認するコマンド

  • コマンド:
  • 説明: 現在の吐出操作の状態と吐出量を返します。
これらのコマンドを使用することで、EZO-PMP™ポンプをI2Cプロトコルを介して様々な液体吐出タスクに対応させることができます。詳細な情報や追加のコマンドについては、Atlas ScientificのEZO-PMP™データシートを参照してください (Atlas Scientific) (ManualShelf)。

必要な準備

  1. Raspberry Piのセットアップ:
      • I2Cを有効にするためにツールを使用します。
        • -> -> を選択します。
    1. I2Cツールのインストール:
        • I2Cデバイスと通信するためにパッケージをインストールします。
      1. デバイスの接続:
          • EZO-PMP™をRaspberry Piに接続します。SDA、SCL、VCC、GNDピンを正しく接続してください。

      I2Cコマンドを発行する手順

      1. I2Cデバイスアドレスの確認:
          • 接続されたI2Cデバイスのアドレスを確認します。
        1. コマンドの送信:
            • コマンドを送信するためにおよびを使用します。
            • 例えば、EZO-PMP™のI2Cアドレスが0x67(デフォルト)である場合、コマンドを送信して15mlを吐出するには以下の手順を実行します。

        具体的なコマンド例

        • 特定の量を吐出するコマンド(例: 15mlを吐出):
          • ここではASCIIコードでを表しています。
          • は終了バイトとして使用します。
        • 吐出を停止するコマンド:
          • ここではASCIIコードでを表しています。

        コマンドの確認とデバッグ

        • コマンドの送信が成功したかどうかを確認するために、を使ってデバイスからのレスポンスを読み取ることもできます。
        このようにして、I2Cコマンドをターミナルから送信してEZO-PMP™ポンプを操作することができます。さらに詳細な情報や追加のコマンドについては、Atlas ScientificのEZO-PMP™データシートを参照してください。

        Raspberry Pi 用サンプルコード

         
        Atlas Scientific™ EZO™クラスの回路は、Raspberry Piで動作する準備がほぼ整いましたので、最初に簡単なテストを実行するだけです。
        EZO™クラスの回線を接続し、ターミナルで次のコマンドを実行します。
        sudo i2cdetect -y 1
        pH990x63
        ORP980x62
        DO970x61
        EC1000x64
        RTD1020x66
        PMP1030x67
        FLOW1040x68
        CO21050x69
        PRS1060x6A
        O21080x6c
        PMP-L1090x6D
        HUM1110x6F
        RGB1120x70
        sudo i2cdetect -y 1 では0x63 と記載されているが0x63 はpHでは?
        プログラムは、接続されている各I2Cデバイスに関する情報を報告します。これは、I2Cアドレス(0x63)が使用中であることを示しています。 ターミナルで次のコマンドを実行します。
        cd ~/Raspberry-Pi-sample-code
        sudo python i2c.py
        最後のステップは、Raspberry Piにどの回線と通信するかを伝えることです。デフォルトでは、プログラムはlistコマンドで示されたリストの矢印が指す回路と通信します。他の回路と通信するには、I2Cアドレスに続けてコロンを入力します。たとえば、pH回路と通信するには、「99」と入力します:「I」、「ステータス」、「R」などのコマンドを追加することもできます。
        これにより、Raspberry Pi に EZO™ pH 回路 99 (0x63) と通信するように指示されます。 コマンド、応答、I2Cアドレスの詳細については、使用している各Atlas Scientific™ EZO™クラス回路のデータシートを参照してください