
コンサルティング事業
環境調整コンサルティング事業 開始のご案内
2025/03/14
「Field Tech Lab.」の取り組みと新たな展開
Field Tech Lab.では、これまで計測・制御システムを提供し、多様な環境での調整を可能にしてきました。特に、オフィスや工場、水耕・土耕栽培、養殖施設などに適した環境調整用PLC「ioT WEB PLC」を開発し、気中・水中環境の計測・制御を実施できるシステムを提供しています。WEBブラウザから簡単に操作でき、異常発生時にはメールなどで通知する機能を備えた、使いやすいユーザインターフェースを採用しています。
各種環境設定
「ioT WEB PLC」では
気中環境調整要素:温度、湿度、CO2濃度、照度、各種気体情報、タイマー、排気・吸気 など
水中環境調整要素:pH、電気伝導率、水温(液体温度)、TDS、溶存酸素、流量、溶液更新 など
これら各種フィールドにより正常値・上限下限異常値設定、各種更新設定を適正調整出来るようにしています。
水耕栽培施設の需要拡大と課題
近年、水耕栽培施設の需要が拡大しており、**養液や気中環境を最適に調整できる「ioT WEB PLC」**の導入が増えています。しかし、以下のような課題が顕在化しています。
- 栽培経験者の不足:
野菜の成長段階に応じた環境調整を行える専門知識を持つ栽培者が少ないため、葉物野菜の栽培にとどまり、より高度な管理が必要な果実野菜の栽培に挑戦できない施設が多い。
- 環境設定のハードル:
栽培ノウハウがないと、最適な環境要素(温湿度、CO2濃度、養液濃度など)の設定は難しく、効果的な成長管理ができません。
下記は水耕栽培用「ioT WEB PLC」の養液環境”EC/pH”の一例設定画面ですが、全てのに栽培従事者が適正値を設定する必要があります。しかし各植物の栽培熟練者でなければ設定する事は無理!というものです。
下記はイチゴの栽培に適した設定例:

新たなサポート事業の開始
水耕栽培施設提供、「ioT WEB PLC」による計測、自動制御は出来て当たり前、これからは栽培事業者が栽培されたい植物を収穫植物、および需要により、糖度、見た目、大きさなど換え提供できる技術を伴い提供出来てこそ、地球温暖化により収穫出来なくなる植物すべてを後世へ継承する事は出来ません。
我々は、「ioT WEB PLC」を活用した植物栽培をより広げるため、植物栽培市場を第1歩としてコンサルティング事業を開始しました。
- 栽培事業収益計算:
WEB PLCを導入した場合の事業収益モデルを作成し、施設の収益性をシミュレーション。
水耕栽培事業を初めたい方に損益分岐点を含め細やかな収支シミュレーションを提示する必要があります。これまで専任者が作成していました。
- 植物栽培レポートの提供:
栽培する植物ごとの適切な環境条件や管理方法をまとめたレポートを提供。これまで栽培熟練者が栽培事業者に換わって設定していました。
- 事業モデルの提案:
水耕栽培を活用した新しい事業モデルを提案し、より多くの種類の野菜を安定して生産できる体制を支援。
・クラウドサービスの推進
さらに、遠隔地からWEB PLCに自動で最適な環境設定を送信できるクラウドサービスの開発を進めています。このシステムにより、植物の成長ステージに合わせた環境設定が自動適用され、専門知識がなくても高度な栽培管理が可能になります。
今後も水耕・土耕栽培の可能性を広げるための技術開発とサポートを進め、誰でも簡単に高度な栽培ができる環境を提供してまいります。
Field Tech Lab. Keiichi Furuya 080-3797-7415