資材・施工用資料

工事用説明書
シロッコファン(排気) パナ FY-19CG1
シロッコファン(排気) 三菱 BF-12S5(強弱切替無し)
有圧換気扇(吸気)パナ FY-40MSU3

霧太郎 WM-KNC3000 ウエットマスター

吸気工事(生育状態を観て実施)


・ パンチングダクト(φ200、孔φ6 @40) ・FY-40MSU3に外気を引き込みするダクト ・400×800のフィルタ

指定仕様に“そのまま使える”国産の推奨品まとめ

①定番の既製品、②特注が必要な場合の発注仕様

推奨リスト(1室あたり)

用途推奨品(メーカー・型式)要点・発注メモ
パンチングダクト φ200(孔φ6 @40)スパイラルダクト φ200(GI t0.5)特注パンチング加工(例:栗本鐵工所/栗本商事 取扱)末端キャップで軽加圧し、孔は45°下向き。標準スパイラルの寸法体系でOK、パンチングは工場加工で指定(孔径φ6ピッチ40mm、総延長=必要長)。スパイラルダクトの規格・継手はメーカーカタログに準拠。kurimototrading.jpkurimoto.co.jp
FY-40MSU3 に接続する外気導入ダクトスパイラルダクト φ200(GI t0.5)ステンレス屋外フード(防虫網付・φ200)手動ダンパ or モーターダンパ φ200FY-40MSU3(40cm有圧・低騒音形)の吸込側に接続。屋外フードはSUS304・防虫網10メッシュ推奨(φ200サイズが既製で流通)。給気量はCO₂/差圧連動で制御。FY-40MSU3仕様はメーカー頁参照。Panasonic ビジネスモノタロウ
400×800 のプレフィルタ(パネル)東レ・ヴィレーン「フィロパネル®」VT/VA系列(枠アルミ、厚さ25mm or 50mm、400×800 指定) もしくは 日本無機「ダスクリーン パネル形」外気処理用の粗じん(プレ)グレード。厚み25mmで十分(粉塵多い環境は50mm)。サイズ400×800は受注対応範囲。※枠アルミ・ろ材不織布、ISO 16890の粗じんクラス相当を指定。vilene.co.jp+1nipponmuki.co.jpMetoree
いずれも国内で一般流通・製作可能な組合せです。FY-40MSU3(給排気兼用・40cm)自体のカタログはパナソニック公式で確認できます。Panasonic ビジネス

発注仕様テンプレ

1) パンチングダクト(押し込み給気用)

  • 形状:丸形スパイラルダクト
  • 呼び径:φ200(板厚 t0.5、材質 GI/溶融亜鉛めっき鋼板)
  • パンチング:孔径 φ6 mm、ピッチ 40 mm、孔向き 45°下向き(周方向 1列:45°位置)
  • 長さ:5,600 mm(図面 X=8,800、Y=400→6,000 の有効長 5,600 mm を基準)
  • 付属:エンドキャップ、吊りバンド @2.0 m、片フランジ一式
  • 参考規格:スパイラルダクト規格・継手(栗本鐵工所カタログの標準品に準拠)。kurimoto.co.jp

2) FY-40MSU3 外気導入ダクト一式(屋外より吸気する場合)

  • ダクト:スパイラル φ200(GI t0.5)、長さ現地実測
  • 調整器:手動気密ダンパ φ200(必要なら電動モーターダンパ)
  • 接続:FY-40MSU3 吸込側へ接続(ファンは室内へ送風/パンチングに押し込み)。FY-40MSU3仕様は公式参照。Panasonic ビジネス

3) プレフィルタ(400×800)

  • 形式:パネル型プレフィルタ
  • サイズ:400×800×t25(or t50)
  • 枠:アルミ(軽量)/SUSも可
  • ろ材:不織布(粗じん、ISO 16890の coarse 相当)
  • 推奨:ヴィレーン「フィロパネル® VT/VA」 or 日本無機「ダスクリーン パネル形」(同等品)vilene.co.jp+1nipponmuki.co.jp

建屋内に4室を新設する際の注意(重要)

  1. 外気の“本当の屋外”取り
    1. 体育館の内部空間から吸うと温湿度・CO₂が安定しません。外壁までダクトを伸ばして屋外空気を確保してください(各室で別系統が理想)。
  1. 逆流防止&差圧管理
    1. 各室を独立運転するため、給気側:ダンパ/排気側:逆止弁を室ごとに。差圧は −5〜−15 Paで運用。
  1. 結露対策(夏季)
    1. 体育館内は高湿になりがち。外気導入ダクト(屋内区間)は必要に応じて10~13 mm断熱。パンチング本体は室内側のみのため基本無断熱でOK。
  1. 保守
    1. プレフィルタは月1清掃/3–6か月で交換。屋外フードの虫網は月1清掃。FY-40MSU3は屋外設置時に防雨・防錆配慮。v-system.jpn.panasonic.com

ざっくり概算(1室)

  • パンチング加工スパイラル φ200×5.6 m+金具一式:¥70–110k(地域差/数量割あり)〔見積制〕
  • 屋外フード SUS φ200:¥18–35k(防虫網/深形で上下)モノタロウ
  • スパイラル配管・ダンパ・吊金具:¥40–80k(長さ次第)〔見積制〕
  • パネルフィルタ 400×800×t25:¥7–15k/枚(枠材・ろ材で変動)〔見積制〕

調達先の例

  • パネルフィルタ:東レ・ヴィレーン(フィロパネル®)、日本無機(ダスクリーン パネル形)直販/代理店。vilene.co.jp+1nipponmuki.co.jp

必要なら、この仕様で4室分のBOM(数量表)と配管支持ピッチ表、ならびに業者向け見積依頼書テンプレを作ってお渡しします。

あなた:

パンチングダクトと外気導入ダクトのそれぞれの長さを教えてください

ChatGPT:

了解です。いまの図面前提で「1室あたり」の目安をはっきり出します。

1) パンチングダクトの長さ(φ200・孔φ6@40・45°下向き)

設置は上下に各 400 mm の逃げを取る前提です(障害物があれば微調整)。
室サイズダクト有効長 L(= 室の短辺寸法 − 800 mm)孔数の目安*
9.0 × 6.4 m 室5,600 mm141 個
9.2 × 7.8 m 室7,000 mm176 個
  • 孔数 ≈ ⌊L / 40⌋ + 1(先頭孔を含む概算)
9.0×6.4 m 室は、以前お渡しした施工図そのまま Y=400 → 6,000 で 5.6 m です。
9.2×7.8 m 室でも同じ考え方で、Y=400 → 7,400 にすれば 7.0 m になります。

2) 外気導入ダクトの長さ(FY-40MSU3 吸込側〜屋外フード)

外気導入は「屋外フード →(体育館の外壁を貫通)→ 養室の FY-40MSU3 吸込」までの実距離で決まります。
室内側で FY-40MSU3 からパンチングダクトへは直結〜短管 0.5–1.0 mでOKです。

2–A)算定式(1室あたり)

2–B)距離別の目安(例)

屋外壁までの水平距離L_外気導入(概算)備考
5 m6.0–7.0 m体育館外壁のすぐ内側に部屋がある配置
10 m11.0–12.5 m外壁から1ブロック内側
20 m21.0–23.5 m体育館中央寄り配置
4室とも同じ外壁側に寄せると配管が短く・均一になります。中央寄りの室はそのぶん +数 m を見込んでください。

補足(配置・施工のコツ)

  • FY-40MSU3 は室内側に設置し、屋外からφ200スパイラルで引込みが基本(屋外設置でも可ですが防雨・防錆が必要)。
  • 外気ダクトはできるだけ一直線・短く。曲がりは大曲率エルボで圧損を抑えます。
  • パンチングダクトは末端キャップで軽く加圧し、孔は 45°下向に固定すると均一に吹けます。
  • 4室で共通の外気ヘッダー(例:φ250)を外壁沿いに通し、各室へφ200分岐にすると、総延長が詰めやすく、保守も楽です。

必要なら、9.2×7.8 m 室の**施工図版(座標・孔数入り)**もすぐ作成します。
体育館外壁から各室までの実寸が分かれば、外気導入ダクトの正味長さを図面に反映してお出しします。