シン・キクラゲ栽培室環境デザイン
設 備 編
Ver250814K.F Confidential
栽培室容積:W:6.4m×D:9m×H:2.5m=144㎥
有圧換気扇について知る
役割としくみ
- 「有圧」=静圧を持って風を押せる/吸えるという意味。
普通のプロペラ換気扇(ほぼ無圧=ダクトやフィルタが苦手)と違い、ダクト・ルーバー・フィルタなどの抵抗があっても所定の風量を確保できます。
- 形は「羽根+モーター」を筒状ケーシングに収めた軸流ファン(プロペラ型)が主流。
機種によっては防雨フード、シャッター、フィルタ、消音材を一体化できます。
- 風量は数千~数万 m³/h、静圧はおおむね 50–300 Paのゾーンが得意。
速度切替(多段)やインバータで風量調整できる機種もあります。
どんな場所で使う?
- 工場・倉庫:熱気・粉じん・溶接ヒュームの排気、外気の大量取り入れ
- 厨房・食品工場:レンジフードやルーバー越しの排気、衛生エリアの陰圧維持
- 塗装ブース/作業室:フィルタ越しの定風量排気
- 温室・畜舎・きのこ栽培室:CO₂制御と湿熱排出(フィルタ+ルーバーを通しても風量が落ちにくい)
- 駐車場・体育館・機械室:大風量で一気に空気を入替え
有圧換気扇・シロッコファン・一般プロペラの違い(ざっくり)
種類 | 得意技 | 苦手 | 典型用途 |
---|---|---|---|
一般プロペラ(無圧) | 低コスト・大風量 | ダクトやフィルタで風量激減 | 住宅の壁付け換気 |
有圧換気扇(軸流) | ダクト・ルーバー越しでも風量確保、据付簡単 | 高静圧は不得手(>300 Pa は苦しい) | 工場・厨房・栽培室の出入口や外壁 |
シロッコ(遠心) | 高静圧に強い・低騒音 | 大風量は苦手、据付はダクト前提 | 長いダクト配管、消音重視の室内換気 |
選定のコツ(最短版)
- 必要風量 Q:部屋容積 × 目標換気回数(ACH)
例)144 m³ で 4 ACH ⇒ 約 600 m³/h
- 静圧の見積り:
ルーバー(20–40 Pa)+フィルタ(30–80 Pa)+ダクト曲がり…合計 100–200 Pa を目安に。
- ファン曲線で余裕をもって選ぶ:
目標点(Q, Pa)より1サイズ上にして、段速やインバータで絞ると静かで安定。
- 給気側も忘れずに:排気だけ強いと負圧が高まり過ぎます。大きめの給気口+フィルタを用意。
よくある注意点
- 騒音:外壁直付けは外部騒音が出やすい→消音フードやダクトで距離をとる。
- 逆流・虫塵:重力シャッター/電動シャッター+防虫網/給気フィルタをセットで。
- 調湿とのバランス:換気を上げると湿度が下がる(または加湿量が増える)。加湿器と連動させる。
- メンテ:プレフィルタを月1清掃、羽根とルーバーの油・胞子汚れを定期洗浄。
144㎥栽培室の場合(参考)
- 9×6.4×2.5 m(144 m³)で 4 ACH ≈ 600 m³/h、ピン誘導時に6 ACH ≈ 900 m³/hが目安。
- 代表機の例:三菱 有圧換気扇 40 cm クラス(最大 3,000–5,800 m³/h、4段切替)を間欠運転または中弱速で使うと扱いやすい。
- 給気はフィルタ付ガラリを広く(合計有効面積 0.3–0.5 m²)取り、CO₂センサーで段速を切替えると安定します。
「具体的な型番で選びたい」「ダクト長やルーバー品番が決まっている」などあれば、必要風量‐静圧点を出して最適機を絞り込みます。
本栽培室の場合三菱 有圧換気扇 40 cm クラス(最大 3,000–5,800 m³/h、4段切替)は何台必要?
結論から:
40cmクラスの有圧換気扇は「各室1台」で足ります。(合計4台)
ただし最小風量が大きい機種が多いので、**間欠運転(ON/OFF デューティ制御)**で実効風量を落として使うのが前提です。
必要風量と台数
栽培室 | 容積 | 目標換気(通常) | ピン誘導など急速換気 | 推奨台数(40cm有圧) |
---|---|---|---|---|
9.0 × 6.4 × 2.5 m | 144 m³ | ≈600 m³/h(4 ACH) | ≈900 m³/h(6 ACH) | 1 台/室 |
40cm機(代表例:最小段 約1,800 m³/h、4段切替)は最小でも上表の必要量を上回るため、1台でピークも余裕です。
使い方(間欠で“実効風量”を合わせる)
40cm機の最小段=1,800 m³/h を基準に、ON時間の割合(デューティ)で実効風量を調整します。
9.0×6.4×2.5 m(144 m³)の例
- 通常:600 m³/h ⇒ 1,800 × 33%(例:10分ON/20分OFF)
- ピン誘導:900 m³/h ⇒ 1,800 × 50%(例:10分ON/10分OFF)
- 急速パージ:必要に応じて上位段(2,900~4,350 m³/h)を5–10分連続で
併設(必須)事項と注意点
- 給気口面積:ピーク時(~1,000 m³/h)でも静かに吸い込むため、
有効面積 ≥0.5 m²/室(例:400×800 mm×2枚、フィルタ付き)を確保。
- 湿度低下対策:間欠でON時の換気量が大きいぶん、RHが一時的に下がります。
→ 加湿器(AKIMist)を**RH 88–92 %**でPID制御し、換気ONに連動で少し増量。
- 騒音・逆流:屋外側は防雨フード+重力シャッター、室内側は消音材チャンバーを 1 m ほど入れると静か。停止時の逆流も防げます。
- メンテ:フィルタは月1清掃、羽根・ルーバーは季節ごとに洗浄。
- よりきめ細かく運転したい場合:40cm機の代わりにDCダクトファン(定風量・多段)×2 台/室という選択肢もあります(常時連続で 300–1,000 m³/h を滑らかに調整可)。
まとめ
- 台数:各室1台(計4台)でOK。
- 制御:最小段が大きいので「間欠運転」で実効風量を合わせるのがコツ。
- 給気面積の確保・加湿連動・騒音対策をセットにすれば、CO₂管理と作業性を両立できます。
パナソニック「FY-40MSU3」 実績品へ交換の考察
結論:
この40cm有圧換気扇なら、あなたの各栽培室の必要換気量(通常4 ACH、ピン誘導6 ACH)を1台/室で満たせます。=4室で4台。
置き換え可否と根拠
比較項目 | あなたの必要値 | Panasonic FY-40MSU3(40cm・低騒音形) | 判定 |
---|---|---|---|
9.0×6.4×2.5 m(144 m³)通常 | ≈600 m³/h | 2,590/3,020 m³/h(50/60Hz、0Pa)パナソニック ビジネス | 余裕あり(間欠運転で合わせる) |
同・ピン誘導(急速換気) | ≈900 m³/h | 同左 | 余裕あり |
9.2×7.8×2.5 m(179 m³)通常 | ≈720 m³/h | 同左 | 余裕あり |
同・ピン誘導 | ≈1,080 m³/h | 同左 | 余裕あり |
使用環境 | 0–40 ℃ | **−30〜+50 ℃**対応 パナソニック ビジネス | 問題なし |
取付開口 | ― | 445 mm角(40cm共通)ASKUL | 互換性高い |
備考:FY-40MSU3 は単相100Vの鋼板・低騒音タイプ。置換検索でも40cm低騒音形の代表として示され、風量は上表のとおりです。パナソニック ビジネス
使い方(実効風量の合わせ方)
40cm機は**最小でも約2,600–3,000 m³/h(無風圧)**あるため、実運用では…
- CO₂センサー連動の間欠運転(リレーON/OFF)で実効風量を作るのが簡単確実。
- 144 m³室:通常は「10分ON / 20分OFF」≈600 m³/h、ピン誘導は「10分ON / 10分OFF」≈900 m³/h 目安。
- 連続可変が必要なら、単相用の風量コントローラ(トライアック式)で**70–100 %**範囲の微調整も可(対応機種の確認が前提)。Yahoo!ショッピング
設計メモ(ここがポイント)
- 給気口の有効面積
ピーク1,000 m³/hでも圧損を抑えるため、≥0.5 m²/室(例:400×800 mm×2面、フィルタ付)を確保。
- 静圧が上がる要因
防虫フィルタ+ルーバーで100–150 Paかかると風量は低下。必要なら 45cmクラスやダクトファン併用を検討。
- 騒音/逆流
屋外は防雨フード+重力シャッター、室内側は簡易消音チャンバーで静音化。停止時の逆流も防げます。
- 連動制御
換気ON時は **AKIMist 出力を+5〜10 %**ブースト、RH 88–92 %を維持。CO₂は 1,000 ppm(子実体)・≤1,000 ppm(原基)に制御。
まとめ
- 使えます。各室1台で目標換気は十分カバー。
- 実効風量は間欠運転(推奨)または風量コントローラで調整。
- 給気面積の確保・フィルタ圧損の管理・加湿連動をセットで設計すれば、三菱40cmクラスの代替として問題なく運用できます。
FY-40MSU3の羽を180°反転し外部から吸気し、シロッコファン Panasonic「FY-19CG1」で床面近くの9m側2面から各面2台で排気する場合の問題点などを含め計算
結論:
その構成でも運用は可能ですが、いくつか“やり方を変えるべき点”があります。
1) 風量計算(9.0×6.4×2.5 m=144 m³ の部屋を想定)
採用機の公称風量(60 Hz・0 Pa)
- FY-40MSU3(40 cm有圧,低騒音形):3,020 m³/h Panasonic
- FY-19CG1(ミニシロッコ φ200):約 931 m³/h(強速)Panasonic
排気側(床面・長辺9 m側×2面,各面2台=計4台)
- 1台運転:931 m³/h ⇒ 6.46 ACH(=931/144)
- 2台運転:1,862 m³/h ⇒ 12.9 ACH
- 4台運転:3,724 m³/h ⇒ 25.9 ACH
→ 通常運転の目標は 4–6 ACH(≈600–900 m³/h) なので、1台を間欠または弱速で使うのが基本です。
加湿必要量チェック
(25 ℃、室内90 %RH・外気60 %RH想定:ΔW ≈ 7 g/m³)
必要加湿量 ≈ 風量 × ΔW
- 1台運転(931 m³/h):≈6.5 kg/h
- 2台運転(1,862 m³/h):≈13 kg/h
→ AKIMist® E 4-N(9.6 kg/h)は排気ファン1台分なら余裕、2台同時は不足して湿度が落ちます。
2) 推奨の運転パターン(CO₂・湿度を基準に)
シーン | 目標換気量 | 排気(FY-19CG1) | 給気(FY-40MSU3) | 備考 |
---|---|---|---|---|
ふだん(子実体期) | 600 m³/h | 1台をデューティ約65 %(例:13分ON/7分OFF) | 連動OFF(※給気は自然吸気か、短時間だけON) | 軽い陰圧(−5〜−15 Pa)を維持 |
ピン誘導(原基形成) | 900 m³/h | 1台連続ON(強) | 短時間ONでバランス取り(実効 100–300 m³/h 目安) | 12〜24 h実施。CO₂ 1,000 ppm以下へ |
急速パージ | >1,500 m³/h | 2台を10分程度 | 1/2デューティで過負圧を避ける | 作業・薬剤散布後など |
FY-19CG1 は「強・弱速調可能」です(型番仕様)Yahoo!ショッピングAmazon Japan。弱速が使えるなら、1台弱速連続でも 600〜700 m³/h 近辺に合わせやすいです。
3) レイアウト面の問題点と対策
A. 「羽根180°反転」は不可
問題:風量・効率の大幅低下、振動増、破損・漏電のリスク、保証外。
対策:反転せずに通常方向で取り付け、給気用屋外フード+フィルタを使う(雨水侵入・虫塵対策)コンパネ屋。
B. 床面排気×上方給気の気流
- メリット:CO₂が床付近に滞留しやすいので、低層のCO₂引き抜きに有効。
- 懸念:天井付近の温湿気層が抜けにくい→夏場に熱溜まり。
- 対策:天井に小型循環ファンを等間隔で置き、0.2–0.3 m/sの微風で撹拌。給気はパンチングダクトで分散。
C. 過負圧
- 懸念:排気>給気になると扉が開けづらい、外気漏入で粉塵混入。
- 対策:差圧センサー(0–50 Pa)で −5〜−15 Pa に制御。給気側にモーターダンパを付け、排気ONに追従して開度調整。
D. ダクト静圧(FY-19CG1)
- φ200ダクトで 931 m³/h ⇒ 断面速度 約8 m/s。曲り・フードで 100–200 Pa になり得ます。
- 対策:90°エルボを大曲率に、ダクト長を短く、消音器を1本入れて騒音対策。
E. 湿度低下
- 懸念:うっかり2台以上の排気を常時ONにすると、
AKIMist能力を超えてRHが落ちる。
- 対策:1台運転を基本に。CO₂が目標未満ならデューティで微調整し、RH 88–92 %を維持。
4) まとめ(実行プラン)
- FY-40MSU3は“反転せず”給気用フード+フィルタで給気に使用(必要時のみON)。
- 排気は FY-19CG1 を各壁2台ずつ設置し、常用は1台のみ(弱 or 間欠)。
- CO₂センサー・差圧センサー連動で、
- 常用:600 m³/h(≈1台弱 or デューティ65 %)
- ピン誘導:900 m³/h(1台強)
AKIMist E 4-Nは RH 90 %基準で PID。排気2台同時運転は禁止(RH低下)。
- 天井撹拌ファンとパンチングダクトでドラフトを避けて均一化。
この構成なら、作業時の湿度・CO₂・差圧を崩さずに、パナソニック 40 cm 有圧+ミニシロッコで安定運用できます。栽培室の寸法・ダクト長に合わせて静圧計算とダンパ設定まで詰めます。
レイアウト(9.0×6.4×2.5 m=144 m³ の室で、給気:FY-40MSU3(40 cm)、排気:FY-19CG1(φ200 シロッコ)を9 m側の2面×各2台=計4台)を前提に、必要風量・圧損・加湿バランスをまとめ、そのまま運用できる具体案に落とし込みました。
1) 風量・ACHの当たり
- FY-19CG1(排気)公称:強速 ≈ 931 m³/h(0 Pa)
- 室容積 144 m³ → 4 ACH = 576 m³/h(通常)、6 ACH = 864 m³/h(ピン誘導)
⇒ 排気ファン1台(強)だけで通常~ピン誘導を概ねカバー。ただしダクト・フードの抵抗で実流量は目減りするため、以下の圧損見積りで確認します。
2) 排気1台あたりの静圧(圧損)見積り
前提:φ200 丸ダクト、直管 2 m、90°大曲率エルボ1、室内グリル、逆止シャッター、屋外フード+防虫網、簡易消音器 1 本。
要素 | 条件 | 損失の目安 |
---|---|---|
直管損失 | φ200、風量 900 m³/h → 断面速度 ≈ 8 m/s | ≈ 1.2 Pa/m × 2 m = 2.4 Pa |
90°エルボ | 大曲率 | ≈ 12 Pa |
室内グリル | — | ≈ 5 Pa |
逆止シャッター | 重力式 | ≈ 15 Pa |
屋外フード+網 | 防雨・防虫 | ≈ 35 Pa |
消音器 | φ200×1 m | ≈ 25 Pa |
合計 | ≒ 95 Pa |
- FY-19CG1 の実流量(目安):95 Pa 負荷で約 0.8 倍 → ≈ 750–800 m³/h
→ 5.2–5.6 ACHに相当。
- 結論:1台(強)で「通常~ピン誘導(ほぼ6 ACH)」をほぼ満たせる。CO₂の落ちが鈍い時だけ、もう1台を弱速または短時間併用で 900–1,000 m³/h を確実化。
※羽根180°反転は絶対不可(性能低下・振動・保証外)。FY-40MSU3 は通常方向のまま、給気用フード+プリフィルタを併用して補助給気に使ってください。
3) 加湿とのバランス(AKIMist® E 4-N = 9.6 kg/h)
外気 25 ℃・60 %RH → 室内 25 ℃・90 %RH とすると 絶対湿度差 ΔW ≈ 7 g/m³。
排気実流量 | 必要加湿量 ≈ Q × ΔW | AKIMist能力 | 判定 |
---|---|---|---|
750–800 m³/h(常用) | 5.3–5.6 kg/h | 9.6 kg/h | 余裕あり |
1,000 m³/h(短時間) | 7.0 kg/h | 9.6 kg/h | 可(連続は避ける) |
>1,200 m³/h(2台強) | >8.4 kg/h | 9.6 kg/h | 余裕が小 → 湿度低下注意 |
→ 常用は排気1台のみ。2台同時運転はピン誘導/薬剤散布後の短時間に限定。
4) 給気(FY-40MSU3 とパッシブ給気)の設計
- 陰圧目標:−5〜−15 Pa
- 常用排気 800 m³/h を顔面風速 ≤0.5 m/sで静かに吸わせるには
有効開口 A ≥ 0.8 m³/s ÷ 0.5 = 0.32 m²。
フィルタ・網の実開口 60 % と見るとパネル面積 ≈ 0.53 m²
→ 400×800 mm を2枚がちょうど良い目安。
- FY-40MSU3(給気補助):常時はOFF。
- 制御:CO₂センサー(1.2 m 高さ中央)と差圧センサー(−5〜−15 Pa)をPLCへ。
- 排気側:FY-19CG1 ×2/面 ×2面(計4台)。各台に逆止弁+点検口、φ200 短ダクト、消音器。
- 給気側:フィルタ付ガラリ 400×800 ×2+FY-40MSU3 ×1(補助)。
- センサー:CO₂(±50 ppm)、差圧(0–50 Pa)、温湿度 を PLC/リレーに。
- 制御:排気1台=常用強連続、2台目=間欠(タイマ or CO₂接点)。給気補助は差圧で断続。
- AKIMist:RH 88–92 %に PID。**排気ON時は +5〜10 %**出力ブースト。
- その構成でOK。排気1台(実流 750–800 m³/h)を常用とし、CO₂・差圧を見ながら2台目は短時間だけ。
- 羽根反転は不可、給気は広いフィルタ開口+補助ファンで。
- この設定なら CO₂・RH を崩さず安定運用できます。
- 配置:〈外気〉吸気フード+虫網 → プリフィルタ(2枚 400×800) → FY-40MSU3 → パンチングダクト(φ200、孔φ6 @40、45°下向)
羽根は反転しない:製品の矢印(気流方向)を室内向きにして取り付けます。- 均一吹出し:パンチングダクトは末端をキャップして軽く加圧すると孔の均一性が出ます。
- フィルタ面積:常用 800–1,000 m³/h を静かに吸わせるには有効開口 ≥0.32–0.50 m²。
- 制御:差圧が −15 Pa を超えたら FY-40MSU3 を短時間ONまたは給気ダンパ開度UP。常時はOFFで受動給気+排気1台が基本。
- 騒音/雨仕舞い:屋外設置時は消音フードとドレン排水、室内側は簡易消音チャンバーが有効。
- 形状:丸形スパイラルダクト
- 呼び径:φ200(板厚 t0.5、材質 GI/溶融亜鉛めっき鋼板)
- パンチング:孔径 φ6 mm、ピッチ 40 mm、孔向き 45°下向き(周方向 1列:45°位置)
- 長さ:●●● mm(図面 X=8,800、Y=400→6,000 の有効長 5,600 mm を基準)
- 付属:エンドキャップ、吊りバンド @2.0 m、片フランジ一式
- 参考規格:スパイラルダクト規格・継手(栗本鐵工所カタログの標準品に準拠)。kurimoto.co.jp
- 屋外フード:SUS304 防虫網付 φ200(既製フード。雨仕舞い・着脱清掃可)v-system.jpn.panasonic.com+1モノタロウ
- ダクト:スパイラル φ200(GI t0.5)、長さ現地実測
- 調整器:手動気密ダンパ φ200(必要なら電動モーターダンパ)
- 接続:FY-40MSU3 吸込側へ接続(ファンは室内へ送風/パンチングに押し込み)。FY-40MSU3仕様は公式参照。Panasonic ビジネス
- 形式:パネル型プレフィルタ
- サイズ:400×800×t25(or t50)
- 枠:アルミ(軽量)/SUSも可
- ろ材:不織布(粗じん、ISO 16890の coarse 相当)
- 推奨:ヴィレーン「フィロパネル® VT/VA」 or 日本無機「ダスクリーン パネル形」(同等品)vilene.co.jp+1nipponmuki.co.jp
- 外気の“本当の屋外”取り
- 逆流防止&差圧管理
- 結露対策(夏季)
- 保守
- パンチング加工スパイラル φ200×5.6 m+金具一式:¥70–110k(地域差/数量割あり)〔見積制〕
- 屋外フード SUS φ200:¥18–35k(防虫網/深形で上下)モノタロウ
- スパイラル配管・ダンパ・吊金具:¥40–80k(長さ次第)〔見積制〕
- パネルフィルタ 400×800×t25:¥7–15k/枚(枠材・ろ材で変動)〔見積制〕
- スパイラル/パンチング:栗本鐵工所・栗本商事、地域のダクト業者(工場パンチング対応)kurimototrading.jpkurimoto.co.jp
- 屋外フード:パナソニック空質部材(SUSフード/防虫網)、あるいはモノタロウ等でφ200の防虫網付フードを調達。v-system.jpn.panasonic.comモノタロウ
- パネルフィルタ:東レ・ヴィレーン(フィロパネル®)、日本無機(ダスクリーン パネル形)直販/代理店。vilene.co.jp+1nipponmuki.co.jp
- 孔数 ≈ ⌊L / 40⌋ + 1(先頭孔を含む概算)
- FY-40MSU3 は室内側に設置し、屋外からφ200スパイラルで引込みが基本(屋外設置でも可ですが防雨・防錆が必要)。
- 外気ダクトはできるだけ一直線・短く。曲がりは大曲率エルボで圧損を抑えます。
- パンチングダクトは末端キャップで軽く加圧し、孔は 45°下向に固定すると均一に吹けます。
- 4室で共通の外気ヘッダー(例:φ250)を外壁沿いに通し、各室へφ200分岐にすると、総延長が詰めやすく、保守も楽です。
- なぜ分割が良い?
- 防虫・水切り:ガラリは**水切付+防虫網(10〜16メッシュ)**を指定。神栄のSAGはそのまま指定しやすいです。(神栄ホームクリエイト)
- フィルタ等級:外気プレフィルタは粗じん(ISO coarse)相当でOK。日本無機「ダスクリーン」や日本バイリーン「フィロパネル」は価格も入手性も良いです。(Nippon Muki, モノタロウ)
- 価格感の根拠:400×400パネルの実勢が5千円台→400×800は概ねその倍程度。通販掲載例でレンジ確認できます。(Yahoo!ショッピング)
- 角型ガラリ SAG(水切付) 材質アルミ、サイズ:400×800(内法に合わせ胴寸+取付寸法指定)
- 仕様:ステンレス網付(16メッシュ)/仕上色シルバー
- 参考:製品ページ(SAG)あり。2面/室 × 室数で見積希望。(神栄ホームクリエイト)
- 形式:パネル形プレフィルタ 粗じん、400×800×t25、アルミ枠、取付差し込み式
- 枚数:交換用を含め 2~3枚/面見積
- 参考:メーカー製品群(日本無機「ダスクリーン」/バイリーン「フィロパネル」)の通販価格レンジあり。(Nippon Muki, モノタロウ)
- 形式:カセットタイプ保持枠(任意サイズ)、400×800×t25対応
- 表面マグネット/スナップラッチで前面開閉式、ガスケット付で漏れ低減。(篠原電機)
- 神栄ホームクリエイト(SAG):公式製品ページ(詳細図・据付方法あり)。(神栄ホームクリエイト)
- フィルタ(日本無機/日本バイリーン):モノタロウや各通販で同シリーズの価格レンジ確認可。(モノタロウ)
- 参考価格例(サイズ違い掲載):日本無機パネル 400×400×t25の掲載例、5千円台。(Yahoo!ショッピング)
- 有効面積:目標 800–1,000 m³/h/室 を静かに吸わせるには、有効開口≥0.32~0.5 m²/室。400×800×2面で余裕です。
- メンテ:プレフィルタは月1清掃/3–6か月交換。保持枠を前面開閉式にすると作業が早いです。
- 結露対策:体育館内は夏季多湿。ガラリ背面の保持枠まわりに簡易ドレン(受け皿+ドレン)を付けると安心。
- 接続位置:ルーバ+フィルタ+保持枠はFY-40MSU3の吸込側に直列で接続(= 外気の“入口”)。
- 圧力バランス:室内は −5~−15 Pa の弱い陰圧を目安に、排気(FY-19CG1)と差圧で連動制御。
- 均一化:パンチングダクトは末端キャップで軽く加圧し、孔は45°下向き固定。
- 保守性:フィルタ保持枠は胸~目線の高さ、前方600 mm以上の作業空間を確保。
- 禁忌:FY-40MSU3の羽根反転は不可(性能低下・保証外)。取付矢印は室内側へ送風になる向きで。
- ルーバ(A):体育館の外壁面。
- 推奨高さ:GL+0.6〜1.2 m(雪・砂埃を避け、外からもメンテ可)。
- 排気の吹出しから水平3 m以上/上下1 m以上離す。大扉・車両動線は避ける。
- できれば北〜東面の外壁(夏季の直射・打ち水雨を回避)。
- フィルタ保持枠(C)+パネル(B):屋内側の貫通直後、**人の胸〜目線(床上1.2〜1.4 m)**で壁付け。
- 前面600 mm以上の作業空間を確保、前開きで抜き差し出来る位置に。
- 保持枠→FY-40MSU3 の間は直管で1.0 m前後(乱流・圧損を減らす)。
- FY-40MSU3 → パンチングφ200:出来るだけ一直線・短距離で接続。
- 作成図面どおり、パンチング縦管の近傍に置くのがベスト。
- 外壁側に“共用外気ヘッダー”(φ250〜300)を通し、 各室へφ200分岐(室ごとに手動/電動ダンパ+逆止弁)。
- *ルーバ(A)は外壁に2面(400×800×2)**だけ設置し、そこからヘッダーへ。
- フィルタ(B)+保持枠(C)は各室の分岐直後、室内側で人が触れる高さに設置(外壁ではなく、室ごとメンテ可能にする)。
- 短絡風を避ける:給気ルーバは排気口の“風下”を避け、3 m以上離隔。室内も給気→即排気にならないよう、FY-19CG1(床面排気)から対角側に給気ライン。
- メンテ動線:フィルタは通路側に面する壁に。脚立1台+前方600 mmで交換できる位置。
- 結露対策:フィルタ枠の下に簡易ドレン受け+VP13排水を用意(夏季多湿対策)。
- VP13排水:「呼び径13A」VP管 外径18 mm/内径約13 mm/肉厚約2.5 mm。
- 気密:外壁の貫通部は変成シリコン+止水プレートで確実に処理。
- 騒音:ルーバは防雨フード+消音ライナー仕様がベター(縫製工場外部の環境配慮)。
- 衛生:フィルタ前に大きい異物が入らない“虫網(10–16メッシュ)”、月1清掃。
- 既に計画のパンチングダクト(φ200)は長辺壁の上部に立てています。
- 室内側では、貫通直後に保持枠+パネル→ FY-40MSU3吸込→ パンチング、の一直線を作る。
- 4室すべてに外壁直結が難しければ、外壁に2面だけルーバ→ 縫製工場壁沿いに共用ヘッダー→ 各室へ分岐、が最も施工・保守が楽です。
- 内側パーティション壁(=縫製工場内の空気しか取れない場所)
- 大扉・車路・フォークリフト動線の直近(粉塵・排ガス・突風)
- 排気フードの直近(再吸込み)
- 高所すぎる位置(毎月のフィルタ清掃が困難。やむを得ず高所なら点検足場を常設)
- なぜ分割が良い?
- 防虫・水切り:ガラリは**水切付+防虫網(10〜16メッシュ)**を指定。神栄のSAGはそのまま指定しやすいです。神栄ホームクリエイト
- フィルタ等級:外気プレフィルタは粗じん(ISO coarse)相当でOK。日本無機「ダスクリーン」や日本バイリーン「フィロパネル」は価格も入手性も良いです。Nippon Mukiモノタロウ
- 価格感の根拠:400×400パネルの実勢が5千円台→400×800は概ねその倍程度。通販掲載例でレンジ確認できます。Yahoo!ショッピング
- 丸形スパイラルダクト(GI 亜鉛めっき)
- 末端(栽培室内のごく短い区間)や高腐食リスク部はSUS切替も可。
- 接続は差し込み+スパイラルニップル、気密はアルミテープ+シーラント、吊り金具はバンド@2.0 m。
- 4室ピーク:各室 900–1,000 m³/h ⇒ 合計 3,600–4,000 m³/h(= 1.0–1.11 m³/s)
- 適正風速:メイン 4–5 m/s、枝管 6–8 m/s 以内が目安
- フィルタ面積:4室ピーク 4,000 m³/h を静かに通すには400×800(0.32 m²)2枚以上を並列に。
- 分岐の取り方:メインにサドル分岐(45°エントランス形がベター)+手動バランシングダンパ。
- 逆止弁(バックドラフト):各室分岐に入れて他室からの逆流防止。
- フレキ:FY-40MSU3手前にアルミフレキ φ200 を 0.3–0.6 m。微振動吸収&据付誤差吸収。
- 差圧制御:室内は −5~−15 Pa を目標。差圧が強くなり過ぎたら分岐ダンパを開く/給気ファン間欠ON。
- 栽培室内側の分岐~FY-40MSU3吸込は、冬に**外気10℃×室内湿度90%**で結露しやすい区間。
- 体育館内のメインヘッダーは基本無断熱でOK(必要に応じて保護材のみ)。
- 吊りピッチ:φ560=@2.0 m、φ200=@2.0 m 目安(荷重と現場下地で調整)。
- 曲り:90°は大曲率エルボで圧損・騒音低減。
- 防火:外壁貫通部や区画貫通は防火ダンパの要否を建築側と確認。
- 丸ルーバ+フィルタ:400×800 2~3面並列(保持枠付き)
- メイン:スパイラル φ560(t0.5–0.6)× 実長、サドル分岐×4、エルボ・継手
- 分岐:φ200×4 室分(手動 or 電動ダンパ、逆止弁、フレキ、吊り金具)
- シール:気密テープ、コーキング、ガスケット
- 通常:各室 FY-19CG1(排気)=1台運転(実流 750–800 m³/h) / FY-40MSU3は差圧で間欠ON(またはダンパ開度UP)。
- ピン誘導:FY-19CG1 1台連続+必要なら2台目を短時間、FY-40MSU3は室ごとにONしてヘッダーから確実に給気。
- 独立性:室を止めるときは分岐の電動ダンパ閉+逆止弁でクロス流入を遮断。
- ダクトの種類:丸スパイラル(GI)。
- 口径:メインφ560(安全運用)/各室分岐φ200。
- 接続:外壁ルーバ+フィルタ2~3面並列→メインヘッダーφ560→各室φ200分岐(ダンパ+逆止+フレキ)→FY-40MSU3→パンチング。
- 断熱:栽培室内側の分岐~機器手前は断熱+結露対策。
- 角型ガラリ SAG(水切付) 材質アルミ、サイズ:400×800(内法に合わせ胴寸+取付寸法指定)
- 仕様:ステンレス網付(16メッシュ)/仕上色シルバー
- 参考:製品ページ(SAG)あり。2面/室 × 室数で見積希望。神栄ホームクリエイト
- 形式:パネル形プレフィルタ 粗じん、400×800×t25、アルミ枠、取付差し込み式
- 枚数:交換用を含め 2~3枚/面見積
- 参考:メーカー製品群(日本無機「ダスクリーン」/バイリーン「フィロパネル」)の通販価格レンジあり。Nippon Mukiモノタロウ
- 形式:カセットタイプ保持枠(任意サイズ)、400×800×t25対応
- 表面マグネット/スナップラッチで前面開閉式、ガスケット付で漏れ低減。篠原電機
- 神栄ホームクリエイト(SAG):公式製品ページ(詳細図・据付方法あり)。神栄ホームクリエイト
- フィルタ(日本無機/日本バイリーン):モノタロウや各通販で同シリーズの価格レンジ確認可。モノタロウ
- 参考価格例(サイズ違い掲載):日本無機パネル 400×400×t25の掲載例、5千円台。Yahoo!ショッピング
- 有効面積:目標 800–1,000 m³/h/室 を静かに吸わせるには、有効開口≥0.32~0.5 m²/室。400×800×2面で余裕です。
- メンテ:プレフィルタは月1清掃/3–6か月交換。保持枠を前面開閉式にすると作業が早いです。
- 結露対策:体育館内は夏季多湿。ガラリ背面の保持枠まわりに簡易ドレン(受け皿+ドレン)を付けると安心。
過負圧が −15 Pa を超えたら断続ON(1〜3 分)、またはダンパを少し開ける。
5) 推奨運転パターン(CO₂・差圧連動)
シーン | 排気(FY-19CG1) | 給気(FY-40MSU3) | ねらい |
---|---|---|---|
子実体期・平常 | 1台 強 連続(実流 750–800) | OFF(自然給気のみ) | CO₂ 1,000–1,500 ppm、RH 90 %維持 |
原基誘導 12–24 h | 1台 強 連続、必要なら2台目 弱を間欠 | 短時間ONで過負圧を抑制 | CO₂ ≤ 1,000 ppmへ急低下 |
急速パージ | 2台 強 10分 | 1/2 デューティ | 作業後の熱・胞子・臭気排出 |
排気は ON/間欠、給気はモーターダンパ or 補助ファンONでバランス。
6) 問題点と対策(要点)
問題 | どう起きる? | 先手の対策 |
---|---|---|
羽根反転使用 | ||
天井に熱溜まり | 床面排気だけだと上層が抜けにくい | 小型サーキュレータで 0.2–0.3 m/s の上層撹拌 |
騒音 | φ200 で 8 m/s → ダクトノイズ | 消音器 1 本+大曲率エルボ、室外側は防音フード |
湿度ドロップ | 排気2台を長時間 | 2台同時は短時間限定、RH PIDでAKIMist出力ブースト |
粉塵侵入 | 過負圧が強すぎる | フィルタ付給気口を広く、差圧 −5〜−15 Paに管理 |
7) 施工・設定チェックリスト
<=湿度センサ+コントローラで制御
まとめ
配管寸法や機器位置が決まれば、ダンパ開度とデューティ比を数値まで落とし込んだ調整表も作成します。
本施工では換気扇は屋外に取り付け屋外の空気を室内にパンチングダクトを通して屋内に入れる という認識で問題ないか?
結論:この認識でOK
この計画では FY-40MSU3は“給気用(押し込み)”として使用し、屋外側に設置(または屋外フード直後に設置)して外気をパンチングダクトへ送風 → 室内へ拡散します。
排気は床付近の **FY-19CG1(シロッコ)が担当、室内はわずかに陰圧(−5〜−15 Pa)**で運用します。
設置と配管のポイント(要点だけ)
※屋外に付ける場合は**防雨フード・防錆/防水(電装)**を確保。屋内設置でもOK(外気をダクトで引き込み→ファン→パンチング)。
400×800 を2枚(実効60 %換算で計 ≈0.38 m²)ならOK。
まとめると、FY-40MSU3=給気(屋外→室内へ押し込み)/FY-19CG1=排気が正解です。そのまま進めて問題ありません。必要なら、この仕様で**制御配線図(差圧・CO₂連動)**も作成します。
推奨品 ・ パンチングダクト(φ200、孔φ6 @40) ・FY-40MSU3に外気を引き込みするダクト ・400×800のフィルタ
旧縫製工場内に4室を新設する前提で、指定仕様に“そのまま使える”国産の推奨品をまとめました。各カテゴリは①定番の既製品、②特注が必要な場合の発注仕様の2本立てです。
推奨リスト(1室あたり)
用途 | 推奨品(メーカー・型式) | 要点・発注メモ |
---|---|---|
パンチングダクト φ200(孔φ6 @40) | スパイラルダクト φ200(GI t0.5)特注パンチング加工(例:栗本鐵工所/栗本商事 取扱) | 末端キャップで軽加圧し、孔は45°下向き。標準スパイラルの寸法体系でOK、パンチングは工場加工で指定(孔径φ6、ピッチ40mm、総延長=必要長)。スパイラルダクトの規格・継手はメーカーカタログに準拠。kurimototrading.jpkurimoto.co.jp |
FY-40MSU3 に接続する外気導入ダクト | スパイラルダクト φ200(GI t0.5)+ステンレス屋外フード(防虫網付・φ200)+手動ダンパ or モーターダンパ φ200 | FY-40MSU3(40cm有圧・低騒音形)の吸込側に接続。屋外フードはSUS304・防虫網10メッシュ推奨(φ200サイズが既製で流通)。給気量はCO₂/差圧連動で制御。FY-40MSU3仕様はメーカー頁参照。Panasonic ビジネスモノタロウ |
400×800 のプレフィルタ(パネル) | 東レ・ヴィレーン「フィロパネル®」VT/VA系列(枠アルミ、厚さ25mm or 50mm、400×800 指定) もしくは 日本無機「ダスクリーン パネル形」 | 外気処理用の粗じん(プレ)グレード。厚み25mmで十分(粉塵多い環境は50mm)。サイズ400×800は受注対応範囲。※枠アルミ・ろ材不織布、ISO 16890の粗じんクラス相当を指定。vilene.co.jp+1nipponmuki.co.jpMetoree |
いずれも国内で一般流通・製作可能な組合せです。FY-40MSU3(給排気兼用・40cm)自体のカタログはパナソニック公式で確認できます。Panasonic ビジネス
発注仕様テンプレ
1) パンチングダクト(押し込み給気用)
2) FY-40MSU3 外気導入ダクト一式
3) プレフィルタ(400×800)
旧縫製工場内に4室を新設する際の注意(重要)
縫製工場の内部空間から吸うと温湿度・CO₂が安定しません。外壁までダクトを伸ばして屋外空気を確保してください(各室で別系統が理想)。
各室を独立運転するため、給気側:ダンパ/排気側:逆止弁を室ごとに。差圧は −5〜−15 Paで運用。
体育館内は高湿になりがち。外気導入ダクト(屋内区間)は必要に応じて10~13 mm断熱。パンチング本体は室内側のみのため基本無断熱でOK。
ざっくり概算(1室)
調達先の例
必要なら、この仕様で4室分のBOM(数量表)と配管支持ピッチ表、ならびに業者向け見積依頼書テンプレを作ってお渡しします。
パンチングダクトと外気導入ダクトの長さ
了解です。いまの図面前提で「1室あたり」の目安をはっきり出します。
1) パンチングダクトの長さ(φ200・孔φ6@40・45°下向き)
設置は上下に各 400 mm の逃げを取る前提です(障害物があれば微調整)。
室サイズ | ダクト有効長 L(= 室の短辺寸法 − 800 mm) | 孔数の目安* |
---|---|---|
9.0 × 6.4 m 室 | 5,600 mm | ≈ 141 個 |
9.2 × 7.8 m 室 | 7,000 mm | ≈ 176 個 |
9.0×6.4 m 室は、以前お渡しした施工図そのまま Y=400 → 6,000 で 5.6 m です。9.2×7.8 m 室でも同じ考え方で、Y=400 → 7,400 にすれば 7.0 m になります。
2) 外気導入ダクトの長さ(FY-40MSU3 吸込側〜屋外フード)
外気導入は「屋外フード →(体育館の外壁を貫通)→ 養室の FY-40MSU3 吸込」までの実距離で決まります。
室内側で FY-40MSU3 からパンチングダクトへは直結〜短管 0.5–1.0 mでOKです。
2–A)算定式(1室あたり)
L_外気導入 ≈ 屋外壁までの水平距離(m)
+ 貫通厚み 0.3–0.6 m
+ 屋内側の立上げ/立下げ 0.5–1.0 m
2–B)距離別の目安(例)
屋外壁までの水平距離 | L_外気導入(概算) | 備考 |
---|---|---|
5 m | 6.0–7.0 m | 体育館外壁のすぐ内側に部屋がある配置 |
10 m | 11.0–12.5 m | 外壁から1ブロック内側 |
20 m | 21.0–23.5 m | 体育館中央寄り配置 |
4室とも同じ外壁側に寄せると配管が短く・均一になります。中央寄りの室はそのぶん +数 m を見込んでください。
補足(配置・施工のコツ)
必要なら、9.2×7.8 m 室の**施工図版(座標・孔数入り)**もすぐ作成します。
体育館外壁から各室までの実寸が分かれば、外気導入ダクトの正味長さを図面に反映してお出しします。
フィルタ付ガラリ 400×800の推奨メーカ、型番、価格
400×800サイズの「フィルタ付ガラリ」を既製ワンパーツで探すより、
(A) 外壁用ガラリ(ルーバ)+ (B) パネルフィルタ(アルミ枠)+ (C) フィルタ保持枠で組むのが業務用では一般的で入手も早いです。下に“そのまま発注に使える”候補を挙げます。
推奨(1室あたり/2面ぶんを想定)
区分 | 推奨メーカー・型番例 | 仕様・ポイント | 目安価格 |
---|---|---|---|
(A) 外壁用ガラリ(ルーバ) | 神栄ホームクリエイト「SAG(水切付)型」※サイズ400×800は受注指定 | アルミ製角型ガラリ。網付選択可。400×800の埋込寸法指定で発注します。製品ページあり(角型ガラリ SAG)。(神栄ホームクリエイト) | 受注見積(参考:同社200×400が数千円台なので、400×800は約1.5~3万円が相場)(楽天市場) |
(B) パネルフィルタ(プレフィルタ) | 日本無機「ダスクリーン(パネル形)」400×800×t25(アルミ枠) または **日本バイリーン(フィロパネル®)**同等 | 外気プレフィルタ用の粗じんグレード。400×800は受注可。通販で同シリーズの価格レンジ確認可(サイズ違いの実勢価格あり)。(Nippon Muki, モノタロウ, Yahoo!ショッピング) | 約1.0~1.6万円/枚目安(400×400×t25で5千円台→倍サイズは概ね倍額レンジ)。(Yahoo!ショッピング) |
(C) フィルタ保持枠(カセット) | 例:篠原電機「カセットタイプ(任意サイズ・アルミ枠)」で400×800×t25指定 | ルーバ背面に着脱式の保持枠を設けると交換・清掃が楽。任意サイズ対応のカタログあり。(篠原電機) | 数千~1万円台/枠(仕様により見積) |
(代替)既製フィルタ付レジスター | 西邦工業・神栄ホームクリエイト等のフィルタ付レジスター | 住宅/小口径向けが中心で、400×800の大型は基本受注・非定型。メーカー品ページや通販は小型サイズが主流。(seiho.com, モノタロウ) | ― |
補足とポイント
400×800クラスは一体型既製が少なく、分割構成(ガラリ+フィルタ+保持枠)の方が納期・価格・交換性に優れます。
発注テンプレ
外壁ルーバ(神栄ホームクリエイト)
パネルフィルタ(日本無機 or 日本バイリーン)
保持枠(篠原電機など)
調達先の例
最後に(設計のひとくちメモ)
必要でしたら、BOM(数量拾い)と見積依頼書ひな形を、この4室分で作ってお渡しします。
栽培室へ(A) 外壁用ガラリ(ルーバ)+ (B) パネルフィルタ(アルミ枠)+ (C) フィルタ保持枠で組む最適な場所?。外壁ルーバ+パネルフィルタ+保持枠は吸気(有圧換気扇)と接続で間違いない?
この接続で問題無し
外気を取り入れるラインは次の順番にしてください(FY-40MSU3を“給気用”として使用):
屋外 → ①外壁ルーバ(雨仕舞い・防虫網)
→ ②パネルフィルタ(保持枠に装着/室内側で前面開閉)
→ ③(任意)手動/電動ダンパ・逆止弁
→ ④有圧換気扇 FY-40MSU3(吸込側)
→ ⑤φ200ダクト
→ ⑥パンチングダクト(φ200・孔φ6 @40・45°下向き)
→ 室内へ均一吹出し
ポイントだけ補足します:
この構成で、ルーバ+フィルタ+保持枠は**“吸気ラインの前段”**として正しく機能します。
結論だけ先に:
A+B+C(外壁ルーバ+パネルフィルタ+保持枠)は「屋外→室内に入る“最初の地点”」=建物外壁の取り合いで設け、フィルタは“屋内側で人が触れる位置”に置くのが最適です。
= 外壁面にルーバ(雨仕舞い・虫網付)→ 壁貫通 → 室内側すぐに前面開閉式の保持枠+400×800パネルフィルタ → FY-40MSU3吸込 → パンチングダクト、の順。
具体配置(4室いずれも共通の考え方)
ベスト:各室ごとに“外壁直結”で取る
外壁から遠い部屋がある場合(縫製工場内に4室)増設時参考
位置決めのコツ(チェックリスト)
レイアウトへの当てはめ(要点)
→ その壁の延長線上で、最寄りの外壁へ“直線的に”抜ける位置にルーバを設定。
置いてはいけない場所(避ける)
外壁ルーバの具体座標・高さ、各室のフィルタ枠の位置寸法まで入れた**追記図(PDF)**は別途作成。
推奨(1室あたり/2面ぶんを想定)
区分 | 推奨メーカー・型番例 | 仕様・ポイント | 目安価格 |
---|---|---|---|
(A) 外壁用ガラリ(ルーバ) | 神栄ホームクリエイト「SAG(水切付)型」※サイズ400×800は受注指定 | アルミ製角型ガラリ。網付選択可。400×800の埋込寸法指定で発注します。製品ページあり(角型ガラリ SAG)。神栄ホームクリエイト | 受注見積(参考:同社200×400が数千円台なので、400×800は約1.5~3万円が相場)楽天市場 |
(B) パネルフィルタ(プレフィルタ) | 日本無機「ダスクリーン(パネル形)」400×800×t25(アルミ枠) または **日本バイリーン(フィロパネル®)**同等 | 外気プレフィルタ用の粗じんグレード。400×800は受注可。通販で同シリーズの価格レンジ確認可(サイズ違いの実勢価格あり)。Nippon MukiモノタロウYahoo!ショッピング | 約1.0~1.6万円/枚目安(400×400×t25で5千円台→倍サイズは概ね倍額レンジ)。Yahoo!ショッピング |
(C) フィルタ保持枠(カセット) | 例:篠原電機「カセットタイプ(任意サイズ・アルミ枠)」で400×800×t25指定 | ルーバ背面に着脱式の保持枠を設けると交換・清掃が楽。任意サイズ対応のカタログあり。篠原電機 | 数千~1万円台/枠(仕様により見積) |
(代替)既製フィルタ付レジスター | 西邦工業・神栄ホームクリエイト等のフィルタ付レジスター | 住宅/小口径向けが中心で、400×800の大型は基本受注・非定型。メーカー品ページや通販は小型サイズが主流。seiho.comモノタロウ | ― |
補足とポイント
400×800クラスは一体型既製が少なく、分割構成(ガラリ+フィルタ+保持枠)の方が納期・価格・交換性に優れます。
外壁ルーバ+パネルフィルタ+保持枠を縫製工場外壁に設け4室の吸気(有圧換気扇)と接続する吸気ダクト1本の種類と口径、接続方法
この方法は各栽培室の給気口にダンパ等を設ける必要があり費用アップ、各室個別吸気がベストと判断
“共通吸気ヘッダー1本→各室へ分岐”で進めます。
結論だけ先に:ダクトはスパイラル丸ダクト(GI亜鉛めっき)を基本に、メインφ560、各室の分岐はφ200、分岐部には電動 or 手動ダンパ+逆止弁+フレキを入れる構成が最も扱いやすく確実です。
推奨仕様(1本ヘッダーで4室へ)
1) ダクト種類
板厚 t0.5(中短距離)~ t0.6(長距離)を目安。
室内で結露の可能性がある“栽培室内区間”は**外面に断熱(10~13 mmの発泡ゴム系)**を推奨。
2) 口径(風速を抑えて静圧・騒音を安定)
区間 | 推奨口径 | 面積 | ピーク時風速の目安 |
---|---|---|---|
メインヘッダー(外壁→各室分岐) | φ560 | 0.246 m² | ≈4.1–4.5 m/s(3.6–4.0 k m³/h時) |
(代替・短距離なら) | φ500 | 0.196 m² | ≈5.1–5.7 m/s(やや速い) |
各室分岐(FY-40MSU3 吸込へ) | φ200 | 0.0314 m² | ≈7–9 m/s(800–1,000 m³/h時) |
φ560を選んでおけば静か&余裕◎。メインが長い/曲り多い場合は特にφ560が安心です。
3) 接続・制御(部材順序)
屋外 → ルーバ(雨仕舞い・防虫網) → パネルフィルタ×複数 →(任意)消音チャンバー → メインヘッダー(φ560) → 各室分岐(φ200) → ダンパ → 逆止弁 → フレキ短尺 → FY-40MSU3(吸込) → パンチングダクト(室内)
2枚:面速 ≈1.7 m/s(◎) / 3枚:≈1.2 m/s(さらに低圧損・静音)
室ごと独立運転をするなら電動ダンパをFY-40MSU3と連動。
4) 断熱・結露
⇒ 外面断熱(10–13 mm)+ドレン受けを推奨。
5) 施工寸法・支持
代表的な部材(拾い出しの目安・1本ヘッダー構成)
具体の本数・継手数は外壁から各室までのルート長が分かればBOMを算出します。
運転の考え方(配分)
まとめ
この条件で、1本ヘッダーでも静か・均一・独立制御が両立します。
別途:外壁から各室までの実距離(m)と曲がり数を計算し、径の再確認・BOM(本数/継手)・圧損見積ま仕上げます。
発注テンプレ
外壁ルーバ(神栄ホームクリエイト)
パネルフィルタ(日本無機 or 日本バイリーン)
保持枠(篠原電機など)
調達先の例
最後に(設計のひとくちメモ)
必要でしたら、BOM(数量拾い)と見積依頼書ひな形を、この4室分で作ってお渡しします。
FY-19CG1(シロッコ)に取り付けできるダクトのメーカー、型番、価格
接続できるダクト(代表例・1室あたり)
用途/材質 | メーカー | 型番・仕様 | 参考価格(税込) |
---|---|---|---|
スパイラル直管(亜鉛) | モノタロウ | スパイラルダクト 亜鉛鋼板 200Φ×2000L | ¥3,298/本(在庫あり)。モノタロウ |
スパイラル直管(亜鉛) | フカガワ | スパイラルダクト 200Φ×2m(SP-2M) | ¥6,278/本(通販例)。配管 水道 部品・水まわりの専門店ONLINE JP(オンライン) |
スパイラル直管(SUS) | モノタロウ | SUS スパイラルダクト 200Φ×2000L | ¥18,678/本(耐食重視時)。モノタロウ |
フレキダクト(アルミ・不燃) | フジモリ産業 | フジフレキ 200Φ×3m(AL3200) | ¥3,610/本(量販例)。ヨドバシ.com |
フレキダクト(アルミ) | フジモリ産業 | フジフレキ 200Φ×3m | ¥5,049/本(通販例)。モノタロウ |
いずれも FY-19CG1 のφ200丸フランジに適合します(本体が丸フランジ付であることをメーカー/通販記載で確認)。モノタロウ
付属部材(接続・支持)
部材 | メーカー | 型式・仕様 | 参考価格 |
---|---|---|---|
スパイラルニップル(継手) | モノタロウ | スパイラルニップル 200 | ¥483/個。モノタロウ |
スパイラルニップル(継手) | フカガワ | スパイラルニップル 200 | ¥890/個(通販例)。モノタロウ |
吊バンド(支持金具) | エスコ | 直径200 吊バンド(スパイラル用) | ¥1,298/個(通販例)。モノタロウ |
ワンポイント
- 通常は亜鉛スパイラル直管+要所だけフレキがコスパ良。霧や結露が当たりやすい最終端だけSUSを混ぜると長持ちします。
- 騒音配慮が必要なら消音フレキ/サイレンサーも併用可(φ200の消音ダクトは通販に多数、価格は数千~2万円台)。モノタロウ+1
144㎥の栽培室にシロッコ Pana.「 FY-19CG1」2台を設置する場合、取り付け穴、取り付け枠の加工寸法、逆流防止機構など排気パイプまでの必要な資材について推奨品、メーカ、価格など
FY-19CG1×2台の据付に必要な「取り付け穴/枠の加工寸法」「逆流防止の考え方」「排気パイプ(屋外まで)の資材」を、参考価格つきで要点整理しました。
1) 取り付け穴・取り付け枠の加工寸法(要点)
- 本体寸法(代表値)
- 貫通孔(丸ダクト直結)の目安
コア抜き径はφ200+クリアランス5–10mmを推奨(シール厚や防火被覆分を見込む)。屋外側はフードや防虫網の座面に合わせて仕上げ。
- 角形フランジ使用時(任意)
角形フランジ FY-17CG1-KF(19CG1適合品として各社掲載)を使うと、壁面へ角形で納めやすいです。代表寸法:外形A≈205×B≈156mm/開口C≈182.8×D≈182.8mm。取付ビス穴はフランジ側の長穴位置に合わせて現場合わせで加工してください(メーカー図・DXF参照)。(ASKUL, Yahoo!ショッピング, モノタロウ)
※正確な穴ピッチ・穴径は**Panasonic CAD/納入仕様図(19CG1: 19CG1001〜1005)**で最終確認してください。(Panasonic ビジネス)
2) 逆流防止(バックドラフト)と配置
- 基本:屋外側での逆風侵入・負圧時の逆流を防ぐため、φ200用バックドラフトダンパーを屋外に近い位置へ。
例)メルコエアテック AT-200CDC(中間取付・鋼板製/参考価格約4,700–5,000円)/西邦工業 CDA200K(チャッキダンパー/参考約5,400円)。(melcoairtec.co.jp, Yahoo!ショッピング, 楽天市場)
- 屋外フード:防雨フード+防虫網が標準。φ200用の例:NASTA KS-84SH00C#10-SV(深型フード付ガラリ、φ200)。(楽天市場, Yahoo!ショッピング)
※フードに重力シャッター等が無い場合は、中間ダンパーを併用してください。
3) 必要資材(2台分導入の代表例・参考価格)
区分 | 推奨品/型番 | メーカー | 主な仕様 | 参考価格(税込) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
本体 | ミニシロッコファン FY-19CG1 | Panasonic | 単相100V/出力200W/適用ダクトφ200 | ≈23,500円/台 | 市場価格例。(Yahoo!ショッピング) |
スイッチ | FY-SW81W | Panasonic | 入-切/強-弱(単相100V) | ≈2,700–5,700円 | 1台につき1スイッチ推奨(並列不可)。(Yahoo!ショッピング, bu-light.com) |
角形フランジ(任意) | FY-17CG1-KF | Panasonic | 角形納め用(19CG1に適合として流通記載) | ≈3,800円 | 外形205×156、開口182.8四方。(モノタロウ, Yahoo!ショッピング) |
逆流防止ダンパー | AT-200CDC | メルコエアテック | 中間取付・鋼板製・φ200 | ≈4,700–5,000円 | 風向表示に合わせて水平配管へ。(Yahoo!ショッピング, melcoairtec.co.jp) |
同(代替) | CDA200K | 西邦工業 | チャッキダンパー・φ200 | ≈5,400円 | 受注生産表記ありの販売店も。(Yahoo!ショッピング) |
屋外フード | KS-84SH00C#10-SV | NASTA | 深型フード付ガラリ・φ200(防虫網付/無 仕様あり) | ≈13,900–15,800円 | 取付壁厚、止水処理に留意。(楽天市場, 楽天市場) |
ダクト(標準) | スパイラル or フレキ φ200 | フカガワ等 | 例:フカガワ200Φ×7.5m | ≈12,400円/7.5m | ルート長で本数調整。(カカク.com) |
ダクト(消音/保温) | VB-PZ200V2、HH24-ACNN等 | ベンテック/フカガワ等 | 消音・防露対策に | ≈7,000–14,000円/1–5m | 騒音/結露対策用。(楽天市場, モノタロウ) |
接続バンド | VB-AU200F 等 | Panasonic(Ventech) | φ200固定用チューブバンド | ≈1,340円/本 | 機器口×2、ダンパ×2等で都度算定。(Yahoo!ショッピング) |
吊りバンド | φ200吊りバンド | ESCO 等 | スパイラル用・防振ゴム併用可 | ≈1,300円/個 | 直管2mに1~2ヶ目安。(esco-net.com, akagi-nt.co.jp) |
テープ/シール | アルミテープ+変成シリコン等 | 3M/コニシ 等 | 気密・止水・防露 | ― | 耐候・防火規格に適合のものを選定 |
付属 | 角ダクト部材(必要時) | 各社 | エルボ/チーズ/スリーブ等 | ― | レイアウトに応じて |
価格は公開時点の販売店表示の例です。現場一式見積では送料・施工手間・副資材を含めて別途ご確認ください。(Yahoo!ショッピング, モノタロウ, 楽天市場, カカク.com, 楽天市場)
4) 配線・制御の注意
- 1台1スイッチ:メーカー注意書きとして**「1コのスイッチで2台以上の並列運転は不可」**。それぞれ FY-SW81W を個別に用意してください。(bu-light.com)
- 強/弱速の設定はダクト静圧・必要換気量で決定(騒音や逆流リスクも合わせて現地で微調整)。
5) 施工メモ(現場で役立つ要点)
- ダンパ位置は屋外近傍が基本。吹返し風対策として、フード→ダンパ→短尺で建屋貫通の順が扱いやすいです。
- 防振:本体周りや吊りバンドに防振ゴムを併用し、梁・胴縁へ確実に支持。(akagi-nt.co.jp)
- 点検性:ダンパ・フードの清掃やファン点検用に点検口を計画。
- 防火:建築区画条件により防火ダンパや不燃ダクト指定の要否を確認(監督官庁・設計者と協議)。
必要でしたら、この2台構成で**配管系統図(天伏/壁抜きの2パターン)**も作成できます。取り回し(屋外フード位置・天井高・梁ピッチ)が分かれば、開口位置寸法と支持ピッチまで描き起こします。
このレイアウトで問題ないか?

「今のままでも動くけど、ここを直すと安定度がぐっと上がるよ」という観点で手直しポイントをまとめました。
結論(OK/要修正)
- OK:機器の基本配置(右壁に給気+エアコン、中央に加湿、左右へ排気)、CO₂/温湿度センサー中央配置は◎。
- 要修正:排気の取り方と加湿ノズルの当て方。短絡風(給気→すぐ排気)と濡れムラのリスクがあります。
直すと良いところ(優先順)
- 排気の“分散”と“均圧”
- 図では上辺と下辺に排気口が並んでいますが、通路の両端だけが強く抜け、中央の列に滞留層ができやすい並びです。
- 対策:排気系に手動ダンパ(各口)を入れ、CO₂ログを見ながら中央列側の開度をやや大きくしてバランス取り。
目標:運転時の室内負圧 −5~−15 Pa。排気は常用 ≈800 m³/h(5–6 ACH)、ピン誘導時 900–1,000 m³/h へ。
- 給気ジェットの“分散化”
- 右壁の給気(FY-40MSU3想定)は直吹きにすると反対側排気へ短絡しがち。
- 対策:給気側にパンチングダクト(例:φ200 → 孔6 mm/ピッチ40 mm、45°下向き)を1本通し、各ラック頭上に均等に落とす。
これで菌床へ直接の風当たりと短絡を避けられます。
- 加湿ノズルの向き・本数
- 中央の「X」噴霧は、端列まで届きにくく中央過湿/端部乾きになりがち。
- 対策:φ20Aのリング配管に変更し、ノズル6~8個(7.5 µm)を各列中央上2.0 m・45°下向きで配置。
AKIMist® E 4-N 1台で9.6 kg/hあるので、RH 88–92 %のPID制御で余裕あり。
(排気を2台同時に長時間回すと加湿が追いつかないので短時間限定に)
- 天井熱溜まりの解消
- 断面図を見ると天井付近に排気が少なく、夏に熱・湿気層が残りやすい。
- 対策:小型サーキュレータ×2~3台を天井梁に設置、0.2–0.3 m/sの微風で上下撹拌。
エアコンのルーバーは30–45°下吹きで列方向へ。
- 給気面積の確保
- 目標風量 800–1,000 m³/h を静かに吸うには、有効開口 ≥0.32–0.5 m²が必要(フィルタ・網の実効60 %ならパネル面積 0.53–0.83 m²)。
→ 例:400×800 mm を2枚(フィルタ付)を右壁下段に。
- 制御ロジック(おすすめ)
- CO₂制御:1,200 ppm で排気1台ON、900 ppmでOFF/ピン誘導は連続ON。
- 差圧制御:−15 Pa 超で給気ダンパを開くか補助ファン短時間ON。
- 加湿:RH 90 % を中心に PID。排気ON時は +5~10 % 出力ブースト。
- センサーは今の中央1.2 mに加え、排気側端部にサブ1台(CO₂ムラ監視)を推奨。
目安の仕様まとめ(1室あたり)
- 換気:排気シロッコ φ200(実流 750–800 m³/h)×1 常用、×2 は10分以内のパージ用。
- 給気:FY-40MSU3(補助)+パンチングダクト、フィルタ付ガラリ 400×800×2。
- 加湿:AKIMist® E 4-N(リング配管・ノズル6~8)。
- 撹拌:天井サーキュレータ 2~3 台。
- 計装:CO₂×2、温湿度×2、差圧×1(−50~+50 Pa)、全てロガー保存。
仕上げチェックリスト
- 排気各口にバランシングダンパ(点検口付き)
- 給気はパンチングで分散/菌床直風なし
- リング配管図(ノズル位置・高さ・角度)を確定
- 給気フィルタ清掃月1、排気グリル・羽根清掃季節毎
- CO₂・差圧・RH の自動連動をテスト(24 h ログで微調整)
この修正を入れれば、今のレイアウトの意図(中央加湿+左右排気)を活かしつつ、短絡・ムラ・過負圧のリスクを抑えて安定稼働できます。必要なら、この図面にパンチング径・ノズル本数と正確な座標を書き込んだ実施工用レイアウトも作ります。
加湿装置をキノコ栽培専用「霧太郎」に変更
AKIMist® E 1を2台採用予定、しかし換気量等を検討するとAKIMist® E 4-N 1台が必要、コンプレッサ等を含めると予算に合わないため断念
結論:1室(144㎥)あたり “霧太郎” KNC3000 ×2台(合計6 kg/h)が最適。
理由:換気5–6回/h前提の負荷(必要加湿≒5.3–6.3 kg/h)を安定して満たし、2台構成で偏り・停止時リスクも抑えられます。
KNCはきのこ栽培専用で2/3/4 kg/hの3機種(KNC2000/3000/4000)から選べます。
推奨構成(1室あたり)
区分 | 機種/仕様 | 台数 | 目安 | 備考 |
---|---|---|---|---|
加湿器本体 | ウエットマスター 霧太郎 KNC3000(3 kg/h, AC100V, 245 W) | 2 | 価格:都度見積 | 高湿95%RH対応、SUS筐体。 |
代替パターン | KNC4000(4 kg/h)+ KNC2000(2 kg/h) | 1+1 | 価格:都度見積 | 合計6 kg/h。機種混在を許容できる場合。 |
給水 | 水道直結(0.05–0.5 MPa, 5–30℃)+付属ストレーナ | 一式 | — | 水質は「水道法基準の飲料水」。白粉対策に軟水/純水も検討可。 |
排水 | オーバーフロー/洗浄水 → VP13 | 一式 | — | 定期洗浄時の排水接続。 |
調達先 | **GrowingNavi(ユアサ商事)**等 | — | 「都度見積」掲載 | KNC2000/3000/4000 いずれも都度見積表記。 |
霧太郎KNCの主仕様:KNC2000=2 kg/h / 170 W、KNC3000=3 kg/h / 245 W、KNC4000=4 kg/h / 330 W
価格について
霧太郎KNCは**公開価格がなく、すべて「都度見積」**です(流通サイトでも同様)。8台(4室分)一括で、GrowingNaviや代理店に同条件でRFQを出すのが最安の近道です。
置き方・制御のコツ(要点)
- 配置:2台を対角に、吐出は45°下向き。天井サーキュレータで0.2–0.3 m/sの撹拌を。
- 制御:RH 90%目標のPID時間比例+排気ON時+10〜20%出力のブースト。
- 保守:ストレーナ週1点検/清掃。振動子の交換目安は運転5,000 h(取説系資料)。
144㎥の栽培室に「霧太郎 KNC3000 ×2台」を最適配置し、給水・ドレンの配管図(パイプ径入り)を原点(0,0)=紫枠左下に合わせて正確に追記します。
- PDF(印刷/施工回覧用):栽培室_霧太郎KNC3000_配置配管_追記.pdf
- PNGプレビュー: 栽培室_霧太郎KNC3000_配置配管_追記.png
図面のポイント(座標は mm)
- 装置配置:KNC3000 を**(1800, 4800)** と (7200, 1600) に対角配置。
取付高さ Z=2,000 mm、吐出は45°下向き。サービススペース 700×700 mm を確保。
- 給水配管:左壁内側 X=200 mm にSUS 15A(1/2”)ヘッダーを立上げ、
各装置へ 枝管 10A → 短尺フレキ 1/4”。
入口側に Yストレーナ → 減圧弁(0.1–0.2 MPa) → 止水弁を明記。
- ドレン配管:各装置からVP13で床排水へ(洗浄水・オーバーフロー用)。
- 図中に凡例/Legend、座標軸と(0,0) を表示(縮尺 1/250 )。
▼ 以下参考 いけうち(AKIMist® E 4-N) ▼
パンチング径・ノズル本数と正確な座標を書き込んだ実施工用レイアウト。(考え中)

施工用の平面レイアウトを作成しました。
(原点は内法 左下隅 (0,0)、単位はすべて mm)
AKIMist® E 4-N外形図(公式資料URL)

- 取扱説明書(英語・最新版):仕様・構成・口数(AE-1~AE-4)・圧力条件の記載あり。
https://www.dry-fog.com/dldocuments/en/users-manual/AE_210401.pdf
- 製品カタログ(EU版):Dimensions 図面入り(外形寸法 ø77・長さ等の記載ページ)。
https://pdf.directindustry.com/pdf/ikeuchi-europe/dry-fog-humidifier-akimist-e/29303-1030069.html (「Open the catalog to page 3: Dimensions」)
- 製品ページ(US/英語):能力レンジ(2.4–9.6 L/h)・空気消費量の記載。
https://www.ikeuchi.us/eng/products/unit/1003
- 日本語製品ページ:AKIMist-E の概要。
https://www.dry-fog.com/jp/products/uni-hum-akimist-e/
図面に含めた内容(要約)
- 室サイズ:9,000 × 6,400(内法)
- SUS20A リング配管:壁から 200 オフセットで周回、左右の周回から枝配管(点線)でノズルへ。
- AKIMist® E 4-N ノズル:8 か所
- 取付高さ(Z):2,000 mm
- 向き:45° 下向き(列中央へ)
- 平面座標(X, Y):図面内の N1〜N8 と対応
- パンチング給気ダクト(φ200):X=8,800 に縦設置、Y=400→6,000
- 孔径 φ6 mm、ピッチ 40 mm、45° 下向き
- 有効長 5,600 mm ⇒ 孔数 約 141 個(目安)
ノズル座標表とパンチング仕様
図面と連動した表を作成・表示しています(テーブル参照)。
現場施工メモ
- ノズルのセンタは各ラック通路の上を狙い、45°下向きで菌床に直当てしない角度に固定。
- パンチングダクトはガラリ寄り(給気側)から接続し、45°下向きで列方向へ均等吹出し。
- リング配管は落とし勾配 1/200で排水点を設け、分解洗浄を想定してユニオン継手を適所に配置。
- 運用時は RH 90 % を基準に PID、排気ファン ON 時は +5–10 % 出力ブーストで湿度ドロップを相殺。
この配置を上記と同じ座標でトレースし、**部材リスト(継手・支持金具・本数)**まで落とし込んだ施工図に仕上げます。
PDFを送ります。施工図として仕上げてください

施工図を仕上げて、追記版PDFを作成しました。
- 栽培室_施工図_追記版.pdf(元図+施工平面図+座標/BOMの3ページ構成)
収録内容(要約)
- 元レイアウト図
- 施工平面図(当方作成)
- 原点:内法左下(0,0)
- AKIMist® E 4-N ノズル×8:
- 取付高さ Z=2,000 mm、45°下向き
- 座標(mm):N1(1000,3200)、N2(3000,3200)、N3(5000,3200)、N4(7000,3200)、N5(2200,2000)、N6(6800,2000)、N7(2200,4400)、N8(6800,4400)
- SUS20A リング配管:壁から 200 mm オフセットで周回、左右から枝配管
- パンチング給気ダクト φ200:X=8,800 mm、Y=400→6,000 mm
- 孔 φ6 mm @40 mm、45°下向き、孔数目安 約141
- 座標表・パンチング仕様・材料リスト(BOM)
- パイプ長概算、継手数量、弁類などを一覧化

施工注記を焼き込んだ版(修正中)
▲ 上記参考 いけうち(AKIMist® E 4-N)▲
追記内容
- 座標系:内法 左下原点 (0,0)、単位 mm
- SUS20A リング配管:壁から 200 mm オフセットで周回、左右から枝配管
- AKIMist® E 4-N ノズル 8箇所(記号○+N1〜N8)
- 取付高さ Z=2,000 mm、向き 45°下向き
- 座標:N1(1000,3200), N2(3000,3200), N3(5000,3200), N4(7000,3200),
N5(2200,2000), N6(6800,2000), N7(2200,4400), N8(6800,4400)
- パンチング給気ダクト φ200:X=8,800 mm、Y=400→6,000 mm
- 孔 φ6 mm @40 mm、45°下向き(凡例と注記を追加)
位置は室内法 9,000 × 6,400 mm の枠に正確スケーリングして重ねています。図面内の凡例・ノズル座標ミニ表も同ページ右側に焼込み済みです。
エアコンの設置場所
栽培室内は多湿により数年で潰れ交換する必要があると考えるので 安価な推奨品を教えてください。 栽培施設の建設場所:兵庫県福知山市で旧縫製工場の室温は夏季35℃、冬季10℃程との情報です。 縫製工場内にはエアコンは無いと仮定。
図面どおりの設置位置で概ねOK(給気パンチング側の上部・通路方向へ下吹き)。
そのうえで、「安価機を長持ちさせる置き方」と「容量の目安」「買いやすい型」を下にまとめます。
1) 設置位置・向き(このままでOK+微調整)
- 室の長辺側・天井近くに設置し、ルーバーは30–45°下向きでラック列方向へ。
- 加湿ノズルから 1.5 m 以上離す(霧の直撃回避)。
- 吸込上部に5–10 cmのポリカ製ひさしを付けると結露滴の侵入を防ぎ、基板が長持ち。
- ドレンは十分な勾配+二重トラップ(臭気・逆流対策)。
- 1室1台運用で冗長性を確保(将来の交換も楽になります)。
2) 容量の目安(縫製工場内:夏35℃/冬10℃ 前提)
室 | 容積 | 換気(常用) | 夏の必要冷房* | 冬の必要暖房** | 推奨クラス |
---|---|---|---|---|---|
9.0×6.4×2.5 m | 144 m³ | 5–6 ACH(≈800–900 m³/h) | ≈6 kW(換気の顕熱≈2.7 kW+潜熱≈3.4 kW) | ≈9 kW(換気顕熱≈2.8 kW+加湿の潜熱冷却≈6.5 kW) | 冷7.1 / 暖8.5 kW |
- 夏は体育館の外気が湿りがちなので、換気で入った水分をエアコンが一部除湿(潜熱)します。
** 冬は外気が乾燥しており、RH 90%維持のために加湿が多く、加湿=6.5 kW相当の冷却となるため「暖房側を太めに」見ます。
3) 「安くて入手しやすい」推奨シリーズ(4室とも同一で統一推奨)
A) ダイキン Eシリーズ(23畳クラス:冷房 7.1 kW)
B) パナソニック エオリア Jシリーズ(23畳クラス)
価格重視なら
4) 長持ちさせる小ワザ(高湿・胞子環境向け)
- 基板・端子の簡易防食:市販の防湿コーティングスプレーを基板の露出部に薄く(※自己責任)。
- 前面プレフィルタ:不織布をマグネット枠で着脱できるようにし、毎週洗浄。
- 霧の“直撃”回避:ノズル位置を再確認。エアコン吸込に霧が流れ込まないよう、天井撹拌ファンで緩やかに逃がす。
- 交換前提で選ぶ:4室同一機種・同一能力にしておくと、故障時に1台を予備として回せます。
5) 置き方チェック(この位置のままOK)
- パンチング給気は右側上部、ACはその近傍で列方向へ斜め下吹き。
- 排気(床面シロッコ)は左右2面。
- サービススペース:上100 mm・左右50 mm・前方1000 mm 以上。
- 電源:200 V(推奨)で共通化。専用回路+ドレンヒーター不要(体育館冬10℃なら基本凍結しません)。
モデル選定の目安(まとめ)
- 144 m³ 室:23畳クラス(冷7.1/暖8.5 kW)×1台/室
- 超低予算:アイリス 6.3 kW を採用する場合、冬は補助暖房(オイルヒーター/セラミック 1–2 kW)を併設。アイリスプラザ
なお、有圧換気扇 FY-40MSU3 は排・給気兼用機で、-30〜+50℃の環境対応。今回の**「給気押し込み+パンチング拡散」**の使い方で問題ありません。Panasonic
図面どおりの位置を前提に、4室ぶんの具体スペックと見積り用の“そのまま使える型番指定”テンプレをまとめました。
(型番は毎年更新されるため、ここでは“量販流通で確実に入る能力帯・シリーズ名”で統一しています。)
推奨仕様(要点)
室タイプ | 内法 | 換気(常用) | 加湿(AKIMist) | 推奨エアコン能力(1台/室) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
A 室 | 9.0×6.4×2.5 m = 144 m³ | 5–6 ACH ≈ 800–900 m³/h | 9.6 kg/h | 冷房 7.1 kW / 暖房 8.5 kW(“23畳クラス”) | 夏 35 ℃・冬 10 ℃の体育館内前提 |
ポイント:冬は加湿の潜熱冷却 ≈6.5 kWが掛かるため、暖房側を太めに見ます。4室とも同一シリーズで揃えると予備機の融通・保守が楽です。
推奨シリーズ(“安価で入手しやすい”順)
標準コース(価格と信頼のバランス)
- ダイキン Eシリーズ(23畳クラス:冷7.1 / 暖8.5 kW、単相200 V)
特徴:内部クリーン、部品流通◎、据付性◎。
- パナソニック エオリア Jシリーズ(23畳:冷7.1 / 暖8.5 kW、単相200 V)
特徴:内部クリーン・防カビ系、量販在庫◯。
- 三菱電機 霧ヶ峰 GEシリーズ(23畳:冷7.1 / 暖8.5 kW、単相200 V)
特徴:シンプルで安価、入替容易。
さらにコスト重視(冬は補助暖房を併用前提)
- アイリスオーヤマ 6.3 kW クラス(200 V)× オイル/セラミックヒーター 1–2 kW 併用
※夏は足りるが、冬は加湿負荷で暖房不足になりやすいので補助必須。
どのメーカーも毎年“年度型番”が変わるため、**能力帯(7.1/8.5 kW)と電源(単相200 V)**で指定すれば、最新年式で手配できます。
4室まとめ・見積り例(前提:A室×4)
項目 | A室×4 | ||
---|---|---|---|
エアコン本体(標準シリーズ、23畳~26畳帯) | 4台 | ||
想定本体価格(量販・相見積) | 20–24 万円/台 | ||
標準工事(配管4–5 m、200 V専用回路、据付) | 6–8 万円/台 | ||
小計(税別) | — |
※価格は量販・設備店の相見積レンジ。縫製工場の配管長・貫通数で±が出ます。
「見積依頼テンプレ」
件名:白いキクラゲ栽培室 用 ルームエアコン 見積依頼(4室分)共通条件・設置環境:屋内(体育館内)、室温 夏35 ℃ / 冬10 ℃ 目安・電源:単相200 V 専用回路、ドレンは重力排水(勾配確保)・高湿環境により寿命短め想定のため、標準(廉価)グレード希望・据付:室内機は図面位置(長辺上部・ルーバー下吹き)、室外機は体育館外部(※外置き)または換気良好な屋内機械スペース機種指定(シリーズ名)下記いずれかの“最新年度・同等後継”で、4台の最安構成をご提案ください。
- ダイキン Eシリーズ 23畳クラス(冷 7.1 kW / 暖 8.5 kW、S200V)× 3 台(※B室には 8.0/9.0 kW 帯の可否も併記)
- パナソニック エオリア Jシリーズ 同等能力 × 3 台
工事条件・配管長:〇 m(現地採寸)/壁貫通:各室 1–2箇所・付属:配管化粧カバー、室外機架台/ゴムブロック、ドレン二重トラップ・オプション:ポリカ簡易ひさし(吸込上 5–10 cm)、マグネット式プレフィルタ枠(不織布シート別)
※「シリーズ名+能力帯」で指定すると、業者側が当年型番に置き換えて見積ります。例:ダイキンなら 7.1/8.5 kWのEシリーズ最新年式、という指定。
設置・運用のワンポイント(長持ち用)
- 位置は図面どおり/ノズルから1.5 m以上離隔で霧の直撃回避。
- *吸込上の簡易ひさし(ポリカ板)**で結露滴ガード。
- 前面に洗える不織布フィルタを磁石枠で追加(週1洗浄)。
- 冬は設定 24–25 ℃ + 再熱(可能なら)、換気ON時は**加湿器出力 +5〜10 %**でRH維持。
- 4室同一機種にして予備1台を回す運用が最も安価で止まりません。
最終提案
- A室(144 m³):×1台/室
- シリーズ候補:ダイキンE / パナソニックJ / 三菱GE(価格・在庫◎)