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IoT WEB PLC デモシステム

水耕栽培デモシステム&事前防災制御装置

私たちは、計測制御システムを提供するプロフェッショナルとして、システムの正常動作だけでなく、利用者の目的に適った結果を提供することまで追求しています。また、展示システムを通じて、利用者が安心して長期間使用できるか、改良の余地はないかを日々検証し考察しています。
これまで数多くの計測制御システムの案件を手がけてきましたが、特に水質のEC(電気伝導度)やpHをPLCに簡単に接続できるセンサーが存在しない時期がありました。そんな中、Atlas Scientific社のセンサーと出会い、以来私たちのシステムに採用しています。当初は市販の基板を使用して提供していましたが、手作業での配線による人為的ミスや、産業用に不可欠な耐ノイズ処理に課題がありました。これらの問題を解決するため、2023年末に「IoT WEB PLCシリーズ」を完成させ、提供を開始しました。
 
最上部:IoT WEB PLCシリーズ 左から
災害情報通知用モニタ:右横のEQ UNIT気象庁からの緊急地震速報電文受信により設置場所への予測震度・猶予秒数、震源情報をGUIで表示します。
事前防災装置EQ UNIT”:設置場所への予測震度、揺れまでの猶予秒数を演算しGUIでの表示、音声アナウンスでの表示、メール通報、予測震度1〜7までのの9段階の到達震度別の防災制御出力端子を持った通報装置です。無線子機へ指示を出し制御も可能です。設置場所への津波情報と全国の火山情報も通知します。
DC24V電源:IoT WEB PLCへのDC24V電源です。
OUTPUT UNIT:24chの制御出力DOと1chのアナログ出力
INPUT UNIT:16chのDIと2chのアナログ入力端子を所持しています。
i WEBCON: Raspberry pi CM4搭載のWEB PLCです
SENSOR UNIT:Atlas Scientific社の豊富なセンサ等を接続できます。

デモ装置各機器作動モニタパネル:各機器の状態をブラウザが無くてもリアルタイムにLED点滅で観れるようにしました。
CO2/温湿度計測無線子機を取り付けています。

液肥投入チューブポンプ左2台(液肥A、液肥B):肥料濃度を栽培植物に適した設定濃度へ自動調整します。
Atlas Scientific社製で1回の投入量を設定し投入出来る優れた機能をもっています。
養液AとBは同じ容器に入れると凝固するので分別します。
pH調整チューブポンプ1台:栽培植物によりpHを調整します。pHが高い場合は酸溶液を低い場合はアルカリ溶液を投与しますが定期的な養液入れ替え(更新)がベストですが、新しい水を補給しても液肥投入等でpHが偏るためにpH調整剤を使い栽培植物に合ったpH値にする事が大切です。
各校正用基準液:液肥A、液肥B、EC校正液、pH校正液

植物用LED照明:植物に適した光をタイマー設定時間照射します

無線子機:水位計測・栽培照明制御・補給水制御 

栽培中苗:オランダ産フンボルト(フリルレタス)数株、スイカ2苗
フンボルトの種子は賞味期限?を10年ほど経過したものを播種したので成長が、まばらです。
展示装置全景
上記、右横のラックでは2年前に頂いた”欄”を栽培しています。右横はAtlas Scientific社の計測装置で水槽のECプローブ(TDSも測定可)とpHプローブで熱帯魚水槽に居るヤマトヌマエビ、ネオンテトラなどの水質環境をWi-Fiで見守り出来るのですが準備中です。水上に伸びているのは”ヤマサキカズラ”という植物で魚の糞や餌の食べ残しを肥料にし大きく伸びています。水質浄化にも貢献してくれています。
育苗棚:下の段は国産フリルレタスを播種し育てています。
この下には”ゆず”の木をガラス瓶に入れ養液に浸さず照明点灯時間、1時間毎に15分間養液をミストで噴霧し試験栽培していますが花は咲き人工授粉し葉もでましたが、どうなる事でしょう?実がなればレモンの栽培も行いたいと考えています。屋内でエアロポニックス(根を気中に浮かし養液を噴霧する栽培方法)で柚子やレモン、コーヒーが栽培出来たら良いですね。コーヒーは地球温暖化で毎年、栽培適地を数m、山の上に上げないと豊富に収穫できず価格が高騰しているようです。
 
2024/06/12
2024/06/19
スイカの苗が開花しました。